今度保存会のメンバーと見に行く公演です。
http://www.conversation.co.jp/schedule/doudou/
アフリカン・パーカッションの生きた伝説、ドゥドゥ・ニジャエ・ローズ。西アフリカのセネガル出身。
2007年、音楽生活50周年を迎え、セネガルにおける初の人間国宝に認定される。今春4月27日には、これを記念し、世界各国のアーティストを招いてダカールでガラ・コンサートが開かれる。
音楽を演奏できる特権階級であるグリオのタムタム奏者の家系に生まれる。「ニジャエ」とは百獣の王ライオンの意。子供の頃から太鼓の魅力にとりつかれ、年月を経て精密な技を身に付ける。ドゥドゥ一族200名で構成されるパーカッション・オーケストラを率い、1980年代からは世界中で演奏活動をしている。
1986年のナンシー・ジャズ・フェスティヴァルにマイルス・デイビスのオープニング・アクトとして登場。1989年にはフランス革命200周年記念イベントにセネガル代表として参加。1990年のローリング・ストーンズの世界ツアーに同行しステージに立つ。
他のジャンルの音楽も意欲的に導入し、それまで閉鎖されてきた女性の演奏に門戸を開くなど、伝統音楽の枠を超える活動を展開。モーリス・ベジャールが主宰する学校「ムードラ」でパーカッションを教え、世界中でワークショップを開き、彼の愛するリズム、そして人々との出会いの素晴らしさを広めている。76歳を迎えた現在でも、飛び跳ねるように指揮し、オーケストラを鼓舞する姿は変わらない。